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2014.03.08

当事者になって初めて~Ⅱ

葬葬儀代としては、やはり200万円は準備しておくべき。 葬儀の部屋は広さで価格が変わる。同じ日に亡くなった人の家族が時間差で手ごろな部屋をおさえて、大会場しか空いてない状態になるかもしれない。 会場代のほかに、親族に出す通夜の日のオードブル代、葬儀の日の二回のお膳代・・・ 仮通夜に自宅に来られた住職さんへのお布施は葬儀代とは別にお寺に払う。 新聞広告を出せば、予想外の金額!それで驚いてはいけない、戒名代は予想をはるかに上回る場合も。なんと、宗派によってケタが違うってことだ、、、とか。 専業主婦だからって安くなるわけじゃないけれど、預金はほとんどない。では、遺族のために残せるものは何? 伝えなければいけないこと。当事者として味わったからこそ伝えられること。伝える義務がある。 亡くなって30分もしないうちにもう、ばたばたと大騒ぎがはじまる。 病室を急いで引き払う。 大慌てで家に戻って、片付けをして遺体を迎える。 仮通夜。親戚がたくさん来てくれる。お茶を出しながら、葬儀社の人と打ち合わせ。 通夜、告別式も、 チェックすることが山ほど。 これも、当事者になってわかること。 ほんとに、悲しむ暇なんてない。しっかりしなきゃ、私がしっかりしなきゃって思うし。結局、泣きそびれる。 梅の花がまだ咲いていたころの出来事でした。 桜が満開の日に母が私を産んだ産院が、時代の流れで療養型のいわゆる「老人病院」になっています。 倒れて七か月、三つ目の病院がそこでした。そこで、看取ることができました。

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